メデューサ Medusa, 1892
サイズ: --- cm × --- cm ------館蔵
作 者:フランツ・フォン・シュトゥック
メドゥサは、ギリシャ神話に登場するゴルゴーン3姉妹の末の妹にして、その名の意味するところは守護で、彼女の顔を見た者を石化させてしまう女性です。
入り江の怪物ポルキュース(若しくはゴルゴーン)とケトーの娘で、姉にはステンノ(強い女)、エウリュアレ(彷徨う女)とグライアイ3姉妹がいます。
元々は、ポセイドンの愛人の美女でしたが、処女神アテナの神殿で交わったため、アテナの怒りにより、頭に生きた毒蛇、背中に翼を生やし、青銅の剣を右手に持つ怪物へと変身させられてしまいました。
このメドゥサは、ペルセウスにより斬首され、その滴り落ちた血から天馬ペガサスと黄金剣を持つクリュサオルが生じました。
ペルセウスは、この斬首した首で、巨人アトラスを山に変えたり、美姫アンドロメダを襲おうとしていたポセイドンの怪物を石化し倒しました。
その後、メドゥサの首は、女神アテナ若しくは大神ゼウスの盾(アイギス→イージス)にはめ込まれ、無敵の盾になりました。
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