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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:200-ad-070 |
画家名:ギュスターブ・モロー |
作品名:サテュロス Satyrs |
画 像: |
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【絵画解説】 |
サテュロス Satyrs
サイズ: --- cm × --- cm 個人所蔵
作 者:ギュスターブ・モロー
この絵は、ギュスターブ・モローによって描かれたサテュロスという作品です。
一般的なサテュロスと違い、光輪(ハロー)がある女性の姿をしており、手にしている楽器もパーンパイプのように見えません。
パーン(サテュロス、ファヌウス)は、ギリシャ神話に登場する羊飼いとその羊の群れの神で、パンパイプを演奏するニンフの仲間です。
彼は、アルカディアに住み、春と豊穣に関係し、畑や木立、峡谷が擬人化した神と見做されています。山羊の下半身を持ち、頭に山羊の角が生える半神半獣の男性として表現されています。
彼は、精力が強くマスターベーションをヘルメスから習いこれを羊飼いにも教えたと言われ、のどかな牧歌的な印象より、性欲の強い半神半獣としての方のイメージが強いようです。
また、バッカス(ディオニソス)の従者にして、葡萄酒づくりの秘密を彼に教え、酔わせたバッカスの巫女と関係する姿もよく芸術表現されます。
パーンは、パンパイプと呼ばれる笛の名手であったため、アポロンと音楽勝負をしたマルシュアスが彼だったとも言われています。
クピドとプシュケの物語では、眠っているクピドの姿を見たプシュケは宮殿に置き去りにされてしまいますが、クピドからの愛を勝ち取るためのアドバイスをしたのがパーンだったそうです。
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