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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:200-ad-031 |
画家名:ギュスターブ・モロー |
作品名:自分の馬に食われるディオメデス Diomedes Being Eaten by his Horses, 1865 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
自分の馬に食われるディオメデス Diomedes Being Eaten by his Horses, 1865
サイズ: 84 cm × 138 cm -------蔵
作 者:ギュスターブ・モロー
この絵には、ヘラクレスにより捕獲された人喰いに食われるディオメデスの姿が描かれているようです。
ヘラクレスは、ゼウスがアルクメネに産ませた子で、正妻女神ヘラの母乳を飲ませられ不死身の体になりました。
しかし、ヘラは、ゼウスの愛人の子ヘラクレスを嫌い、何かにつけ妨害をしたようです。
彼は、様々な武術をその道々の達人から学び、立派な武人として戦争でも活躍し、クレオン王の娘メガラとの間に子をもうけますが、ヘラに狂気を吹き込まれ妻子共々殺してしまいます。
この罪を償うため、神託に従いミケナイ王の部下となり、10の偉業を行いますが、そのうちのひとつが、ディオメデスの人喰い馬の捕獲です。
ディオメデスの人喰い馬は、トラキア王ディオメデスが所有し、人に飼いならされていない美しい野生馬達で、ヘラクレスによって捕らえられます。
これらの馬は、ポダゴス(俊足)、ランポン(煌めき)、サントス(黄)、ディノス(畏怖)の4頭で、青銅の鎖に繋がれ、一説には火を吐き、人を食い手が付けられなかったようです。
ヘラクレスがディオメデスと闘っている間に、仲間のアブドラも食べられ、仕返しにヘラクレスもこれらの馬にディオメデスを食べさせたとのことです。
アレキサンダー大王の愛馬ブケパロスは、この馬達の子孫と言われています。
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