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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:200-ad-003 |
画家名:ギュスターブ・モロー |
作品名: オルペウス Orpheus 1865 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
オルペウス Orpheus 1865
サイズ: 155 cm × 99 cm オルセー美術館蔵
作 者:ギュスターブ・モローオルペウス
この絵には、斬首されたオルペウスの首が竪琴になってレスボス島に流れ着き、美しいニンフに拾われた様子が描かれているのでしょうか。
竪琴の名手オルペウスは、ミューズから生まれ、彼の演奏に森の動物だけでなく、木々や岩も耳を傾けたと言われます。
彼はアルゴ探検隊に参加した時に、美しい歌声で海に引きずり込む怪物セイレーンと音楽勝負をして勝利し、一行の海峡横断を助けました。
また、妻エウリュディケが毒蛇に噛まれ冥府に行ってしまったときに、自らの演奏で地獄の渡し守カロン、地獄の番犬ケルペロス、地獄の女王ペルセポネを魅了し、妻を冥府から連れ出す直前までいきました。
しかし、帰り道でけっして振り返ってはいけないとのハデスの忠告を破ったため、地獄の出口で妻を失ってしまいました。
彼は、妻を亡くしてからオルペウス教を広め主神ヘリオス(アポロン)を偉大な神と崇めていましたが、ディオニュソスがこれに怒りマイナス(発狂した女)に彼を襲わせ、その斬首された首は川に投げ込まれました。
オルペウスの首は、川を流れながら歌を歌い、海に出てレスボス島に流れ着きそこで丁重に葬られたとのことです。
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