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画家名:ギュスターブ・モロー
作品名:オイディプスとスフィンクス Oedipus and the Sphinx 1864
画 像:
【絵画解説】 
オイディプスとスフィンクス Oedipus and the Sphinx 1864
サイズ: 206 cm × 104 cm  ニューヨークメトロポリタン美術館蔵
作 者:ギュスターブ・モロー

 この絵は、ギュスターブ・モローによって描かれたオイディプスとスフィンクスという作品です。

 オイディプスは、ギリシャ神話に登場します。

〇出生
 テーバイ王の子として生まれたオイディプスは、父を殺すとの神託を受けたため、生まれてすぐキサイロナスの山中に踵を刺され動けない状態で置き去りにされようとしました。

 このことを命じられた部下は、オイディプス殺すのがしのびなく、山中で羊飼いに託すと、羊飼いは子供がいなかったコリントス王に渡し、オイディプスは養子になりました。

〇実父殺し
 成長した彼が、デルフォイに神託を授かりに行くと父を殺すとの神託が下ったため、実父だと思っていたコリントス王の元を離れましたが、旅の途中の三叉路で、実の父親であるテーバイ王ライオスといさかいを起こし、これをを殺してしまい、テーバイへと逃れます。

〇怪物スフィンクス
 その頃、テーバイでは、スフィンクスがピーキオン山頂に座して人々に「一つの声で、朝に四つ足、昼に二本足、夜には三つ足で歩くものは何か。」という謎かけを行い、答えられない者を殺していました。
 オイディプスは「人間と答え、赤ん坊の時は四つ足、大人になり二本足、老人となって杖をつき三つ足になると」説明しました。
 スフィンクスは、謎を解かれたため崖から身を投じ死んだそうです。

〇実母を妻にする
 オイディプスは怪物退治の功績からテーバイ王となり、何と実の母親を妻に迎え、子をもってしまいます。
 その後、真実を知った実母であり妻のイオカステは自殺し、オイディプスもテーバイを追放されたそうです。

  
   
 
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