アイリス Iris, 1904
サイズ: 53 cm × 20 cm ウォッツ美術館蔵
作 者:ジョージ・フレデリック・ウォッツ
アイリスは、ギリシャ神話に登場する虹が擬人化された女神で、ヘルメスが男神の神々の伝令なのに対し、女神(特にゼウスの正妻ヘラ)の伝令です。
彼女は、海と空の女神の一人で、人間性と関係しており、地の果てから果てまで風の速さで飛び、深海や地底まで潜って行くことが出来、海から水を汲み雲に注いでいるそうです。
金の翼を持つ彼女ですが、玉虫色の翼を持つ双子の姉妹のアルケ(橋)がおり、彼女は、ティタノマキア(オリンポス神とタイタン族の戦い)の間、味方を裏切りタイタン族の伝令をしていました。
彼女には、顔や胸が女性で下半身が鳥で翼を持つハーピ-のアエロ(疾風)とオキュペテ(速く飛ぶ)の姉妹もいます。
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