インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:200-ab-044
画家名:ジョージ・フレデリック・ウォッツ
作品名:エコー Echo, c1846
画 像:
【絵画解説】 
エコー Echo, c1846
サイズ: 388 cm × 198 cm  ウォッツ美術館蔵
作 者:ジョージ・フレデリック・ウォッツ

 エコーは、ギリシャ神話に登場し、日本語でも木霊として知られる森の妖精です。

 ゼウスは、キサイロナス山に住む妖精オレイアスに手を出し、ちょくちょく出かけていたので、これを疑ったゼウスの妻ヘラは、現場を押さえようとオリンポス山から地上に降りてきました。

 エコーは、ゼウスと妖精オレイアスの浮気を庇おうと、ヘラの怒りに耐え、長話をしましたが、ヘラの怒りは収まらず、怒ったヘラに、エコーが話しかけられた最後のいくつかの言葉しか話せないようにさせられてしまいました。

 そんなエコーは、ナルキッソスに恋をしますが、話しかけることができないうえ、ナルキッソスも女神ネメシスによる罰のため、水面に映る自分に恋い焦がれ、死ぬまで、水面に映る自身の姿を見つめていました。

  
   
 
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