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番 号:200-ab-013
画家名:ジョージ・フレデリック・ウォッツ
作品名:無垢を発露させる死 Death Crowning Innocence, 1886–7   
画 像:
【絵画解説】 
無垢を発露させる死 Death Crowning Innocence, 1886–7   
サイズ: 128 cm × 80 cm  テート美術館蔵
作 者:ジョージ・フレデリック・ウォッツ

 この絵は、ジョージ・フレデリック・ウォッツによって描かれた内なる住人という作品です。
 ウォッツの姪のメアリーの死を悲しんで制作され、死の天使(アズラエル)が純真無垢な赤子を膝に乗せ、翼で覆い死後の世界へ連れて行こうとする様子が描かれているようです。

 アズラエルは、アブラハムの宗教のヘブライ聖書に登場する死の天使で、その意味は「神の助け」です。
 天国の下位の第3天国に住み、4つの顔と4千の翼を持ち、地上の住人と同じ数だけの眼と舌があるそうです。
 また、地上の人々の生について、本に記録し死ぬと消していく役割を担っているとのことです。
 彼は、カバラ(ヘブライ神秘思想)のゾハール書において、南(South)と関係する高位の天使の指揮官とされています。

  
   
 
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