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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:200-aa-001 |
画家名:エドヴァルド・ムンク |
作品名:叫び/ The Scream 1893 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
叫び The Scream サイズ:91 x 73.5 cm オスロナショナルギャラリー蔵 作 者:エドヴァルド・ムンク
この絵は、血のように赤い空に対して、苦悶する人物を描いています。それは、実在する不安にさいなまれた人類を象徴する何かであると言われます。 背景は、オスロフィヨルドで、エーケベリの丘から見た景色であると言われています。ムンクは、いくつかのバージョンの「叫び」を制作しています。このうちムンク美術館では、油彩とパステルのものをそれぞれ所有し、オスロナショナルギャラリーでは、油彩バージョンの「叫び」を所蔵しています。このほかリトグラフのバージョンも制作しています。 この絵は、日記に書かれたムンクの次のような体験に基づいているとのことです。 「私は二人の友人と、歩道を歩いていた。太陽は沈みかかっていた。突然、空が血の赤色に変わった。私は立ち止まり、酷い疲れを感じて、柵に寄り掛かった。それは炎の舌と血とが、青黒いフィヨルドと町並みに被さるようであった。友人は歩き続けたが、私はそこに立ち尽くしたまま不安に震え、戦いていた。そして私は、自然を貫く果てしない叫びを聞いた。」 オスロナショナルギャラリーのこの絵は、2回ほど盗難にあっており、そのおりおりに美術館に戻ってきて、2008年5月に再公開されております。
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