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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:190-aa-029 |
画家名:フィンセント・ファン・ゴッホ |
作品名:アイリス/ Irises, 1889 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
アイリス Irises 1889 サイズ:71 x 93 cm ゲテイ美術館蔵 作 者:ヴァン・ゴッホ・ビィンセント
ゴッホが死亡する約1年前、病院に入院してまもなく、自傷行為に入る前の頃の作品で、後の絵の燃え上がるような気迫がこの絵から感じられません。当時、彼は絵を描くことを「自分の病気のための避雷針」と呼び、自分が絵を描き続けていれば、気違いになるのを予防できると感じていたそうです。 当時の画家達は彼を含めて、力強い線、普通でないアングル、クローズアップされた対象物、平面な色使いなど、日本の浮世絵の影響を受けていて、彼は、この絵を勉強のために描いていたと思われます。 弟のテオは、ローヌ川上の星月夜とともに、この絵を1889年9月の展覧会に出品し、見る人の眼に留まりました。この絵は、最初のゴッホの支援者であったフランスの絵画批評家に300フランで売られました。時を下って1987年に、この絵はオークションにかけられ当時としては過去最高の60億円で落札されましたが、落札人に支払い能力が無かったなどの問題もあり、現在はゲテイ美術館に所蔵されています。 それにしてもこの絵は、見ればみるほど尾形光琳の「燕子花図(かきつばたず)」にそっくりです。
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