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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:180-ab-008 |
画家名:エドゥアール・マネ |
作品名:フォリー・ベルジェールのバー/ Un Bar aux Folies-Bergère, 1882 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
フォリー=ベルジェール劇場のバー A Bar at the Folies-Bergeres サイズ:95.89 x 130.18 cm コートルド美術館蔵 作 者:マネ・エドゥアール
この絵には、フォリー=ベルジェール劇場があった時代のかおりで満たされています。 左上の角の緑色の足は、曲芸師のもので、常得意の客の上で、ブランコの曲芸を見せています。描かれているビールは、パリジャン好みのものではなく、イギリスからの旅行者にあわせています。 左下の瓶のラベルにはモネのサインがありますが、これは、数世紀にわたる芸術における自己発現と何か現代的なものを組み合わせたもので、20世紀後半のプロダクト・プレイスメント概念に似ています。 この絵は、公表された時にフランスの新聞に批判されました。何人かの評論家達は、バーの後ろの壁の鏡に映っている背景がおかしいのではないかと指摘しますが、それはすべて特別な時間と場所のためです。正面を見ているはずの女性の後姿が、直接鏡に映っていますし、ボトルとその中の残量は、正しく鏡に映っていません。 鏡の中の世界と現実の世界、それぞれに意味を持たせようしたのかもしれません。当時の写真の新技術は、マネのような芸術家を解き放しました。この絵は、ベラスケスのラメニーナスの現代のパラフレーズとして解釈されています。
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