|
【インターネット美術館・世界の名画】
このサイトでは西洋絵画史を簡単にご紹介させていただいております。 |
|
番 号:170-ab-001 |
画家名:イワン・クラムスコイ |
作品名:荒野のキリスト/ Christ in the Desert, 1872 |
画 像: |
|
【絵画解説】 |
荒野のキリスト/ Christ in the Desert, 1872
サイズ:180 cm × 210 cm トレチャコフ美術館蔵
作 者:イワン・クラムスコイ
この絵は、イエスが洗礼者ヨハネの洗礼をヨルダン川で受けた後、悪魔の誘惑を断ち、断食しながら荒野を彷徨い歩いた聖書の中の逸話を描いています。
この逸話の悪魔とのやりとりでは、有名な「人はパンのみにて生きるにあらず」「神をためしてはならない」などがありました。
背景に冷色系の色を使い、荒野の寒さを表現し、イエスは赤いチュニックを着て黒い毛布で覆われ、斜め下を見つめ想いに耽っているようです。神を描くというより絵の人物の人間的な部分を表現し、人物の動きより内面的な部分を描こうとしたようです。
最初のバージョンでは縦長の絵でしたが、荒野の様子がうまく表現できなかったとして横長の絵になったそうです。
|
|
|
Copyright (C) 2005 Investassist all rights Reserved |