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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:140-ac-007 |
画家名:ダンテ・ガブリエル・ロセッティ |
作品名:トロメイ家のピア Pia de' Tolomei |
画 像: |
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【絵画解説】 |
トロメイ家のピア Pia de' Tolomei
サイズ:105 × 120 cm スペンサー美術館蔵
作 者:ダンテ・ガブリエル・ロセッティ
この絵は、ダンテ・ガブリエル・ロセッティによって描かれた「トロメイ家のピア Pia de' Tolomei 」という作品です。
トロメイ家のピアは、ダンテ・アリギエーリの「神曲」に登場します。
政略結婚でトロメイ家のネッロに嫁いできたピアに、ネッロと敵対する弟ロドリーゴから、「今夜会いたい」という手紙が届くも読む前に、夫に没収されてしまう。
夫ネッロと、密かにピアに思いを寄せる夫ネッロの従弟ギーノに、その手紙を不倫相手からのものだと思われてしまう。
姉ピアに会いに来たロドリーゴは捕囚されるも、ピアの従者たちに助けられ、姉に会いハグしている場面を夫ネッロとギーノ目撃されてしまう。
ロドリーゴは、姉の従者ランベルトに秘密の抜け穴から逃がされるも、ピアは牢獄に入れられ死刑の期日が近づく。
ギーノは、ピアに恋人になるなら、ここから出すと、持ちかけるも、この時点でピアの密会相手が弟だったと聞かされ、夫を想うピアの貞淑さに感動し、何とかピアを助け出そうとする。
戦争状態にあった敵軍から逃げていたネッロは、隠者ピエーロに「妻に裏切られた」と相談し「無実では」と諭されるも受け入れられない。
そこに、戦場で負傷したギーノが現れ、ネッロにピアの密会相手は弟のロドリーゴで、ピアはとっても貞淑な女だと説明し死んでしまう。
誤解だったことを知ったネッロは、ピアに迫った死刑を止めるべく、嵐の中、城に向かう。
城では、ネッロの部下により、毒を盛った水がピアに飲まされ、瀕死の状態にあり、戻って来たネッロに抱きかかえられた。
姉を救出しようと、その場に来たロドリーゴは、ピアがネッロに殺されかけていると勘違いし、ネッロを殺そうとするが、ピアがすべてが誤解だと説明し、2人が争いを止め、和解するようお願いし死んでいきます。
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