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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:140-ab-104 |
画家名:エドワード・バーン・ジョーンズ |
作品名:ペレウスの饗宴 The Feast of Peleus |
画 像: |
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【絵画解説】 |
ペレウスの饗宴 The Feast of Peleus
サイズ: 36 cm × 109 cm バーミンガム美術館蔵
作 者:エドワード・バーン・ジョーンズ
パリスは、3人の女神の中で誰が一番美しいかの判断を行うパリスの審判のエピソードでギリシャ神話に登場し、これが原因となりトロイ戦争が起こります。
事の発端は、ペレウスとテティスの結婚の宴席に、最も美しい女神へと書かれた黄金のリンゴが投げ込まれたことで、その場にいたヘラ、アテナ、ヴィーナスの3人の女神がそのリンゴを求めて争いを始めました。
ゼウスは、仲裁の為、最も美しい女神の判断を羊飼いをしていたトロイの王子パリスに任せました。
それぞれ女神はパリスに、ヘラは「アジアの王」、アテナは「戦いの勝利」、ヴィーナスは「最高の美女」を申し出て買収しようとしました。
結局、パリスはヴィーナスを最も美しい女神とし、当時、絶世の美女と言われたスパルタ王の妻ヘレネを奪い、トロイに拉致し、自分のものにしました。
連れ去られたスパルタ王妃奪還のためギリシャとトロイは戦争になり、ヘラ、アテナ、ポセイドンの神々がギリシア側に、アポロン、アルテミス、アレス、ヴィーナスの神々がトロイア側に味方し、最後にギリシャが勝利しました。
この絵には、ペレウスとテティスの結婚の宴席に、右端の不和の女神エリスが現れ、出席者していた神々が一斉に見つめる様子が描かれているようです。
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