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番 号:140-ab-035
画家名:エドワード・バーン・ジョーンズ
作品名:ピグマリオンⅠ 揺れる思い Pygmalion (first series) The Hand Refrains, 1868–70
画 像:
【絵画解説】 
ピグマリオンⅠ 揺れる思い Pygmalion (first series) The Hand Refrains, 1868–70
サイズ: --- cm × --- cm  ------蔵
作 者:エドワード・バーン・ジョーンズ

 ピグマリオンは、変身物語の中で、最も有名な一人で、キプロスの王族でありながら、自分で彫った彫像との恋に落ちる人物です。
 彼は、キプロスの少女たちを見ても興味がありませんでしたが、自分が象牙から彫り出した女性の美しさに魅かれ恋に落ちました。
 ちょうどその頃、ヴィーナスの祭事がやってきたので、愛と美の女神ヴィーナスに、この女性の像を生きているようにして欲しいとにお願いしました。
 その日、彼が家に帰る時、彼の恋した像にキスをすると唇が温かくなっており、願いは聞き届けられました。
 ヴィーナスの祝福のもとに、像は生きた女性に変わり、二人は結婚し、娘又は息子をもうけました。

 この絵には、自分で彫った彫像に恋をしてしまったが、こんなことはいけないことだと思いとどまろうとするピグマリオンの姿が描かれているのではないでしょうか。

  
   
 
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