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番 号:130-aq-001
画家名:ヨハン・ハインリヒ・フュースリー
作品名:ミドガルドの大蛇を殴打するトール Thor Battering the Midgard Serpent
画 像:
【絵画解説】 
ミドガルドの大蛇を殴打するトール Thor Battering the Midgard Serpent
サイズ: 133 cm × 95 cm  英王立芸術アカデミーコレクション蔵
作 者:ヨハン・ハインリヒ・フュースリー

 この絵は、ヨハン・ハインリヒ・フュースリーによって描かれた「ミドガルドの大蛇を殴打するトール」という作品です。

 巨人ヒュミルの船上で立ち上がり、釣り針に引っ掛けた毒を持つ大蛇ヨルムンガンドを叩こうとするトールの姿が表現されているようです。

 「ヒュミルの詩」は、絵画石碑で伝えられており、次のようなものです。

 トールとテュールは、巨釜を手に入れるため、巨人ヒュミルの館を訪れた。

 そこで、巨釜が欲しいなら、絶対割れない杯を割ってみろとの条件が出され、巨人の妻のアドバイスで、ヒュミルの石頭で割り、見事に課題をクリアする。

 お腹がすいたので、巨釜で料理をしようと、食材を得るため、釣りに出かけることになった。

 ヒュミルは、トールに釣り餌をとってくるように命じると、トールは雄牛の頭を切り取った。

 それを持って漁に出て、海に投げ込むと、ミドガルドの大蛇:ヨルムンガンドがかかり、トールは船に引き寄せハンマーで叩こうとした。

 これを見て恐ろしくなったヒュミルは、釣り糸を切ったので、大蛇は海に逃げて行った。

 これに怒ったトールは、ヒュミルを海に投げ落とした。

 館に帰ったトールは、巨釜を引き抜き逃走した。


  
   
 
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