【インターネット美術館・世界の名画】 このサイトでは西洋絵画史を簡単にご紹介させていただいております。

番　号：130-aj-074

画家名：ギュスターヴ・ドレ

作品名：旧約聖書「士師記」イラスト集 Judges

画　像：（画像をクリックすると画像が拡大します）

130-aj-074-001 イスラエルの民の前に現れる天使 An Angel Appears to the Israelites 130-aj-074-002 シセラを殺すヤエル Jael Kills Sisera 130-aj-074-003 ヤエルを称賛するデボラ Deborah Praises Jael 130-aj-074-004 300の兵士を選ぶギデオン Gideon Chooses 300 Soldiers ---------------------------------------------------------------------------            130-aj-074-005 一掃されるミディアン人 The Midianites Are Routed 130-aj-074-006 ギデオンの息子の死 The Death of Gideon's Sons 130-aj-074-007 アビメレクの死 The Death of Abimelech 130-aj-074-008 父親に会いに来るエフタの娘 Jephthah's Daughter Comes to Meet Her Father ---------------------------------------------------------------------------            130-aj-074-009 エフタの娘を弔うイスラエルの女たち Israelite Women Mourn with Jephthah's Daughter 130-aj-074-010 ライオンを倒すサムソン Samson Slays a Lion 130-aj-074-011 ロバの顎骨の武器でペリシテ人を倒すサムソン Samson Destroys the Philistines with an Ass' Jawbone 130-aj-074-012 ガザの門を運び去るサムソン Samson Carries away the Gates of Gaza ---------------------------------------------------------------------------            130-aj-074-013 サムソンとデリラ Samson and Delilah 130-aj-074-014 サムソンの死 The Death of Samson 130-aj-074-015 女の死体を見つけるレビ A Levite Finds a Woman's Corpse 130-aj-074-016 女の死体を運び去るレビ The Levite Carries the Woman's Body Away ---------------------------------------------------------------------------            130-aj-074-017 ヤベッシュ・ギルアデの処女を奪うベニヤミン The Benjaminites Take the Virgins of Jabesh-gilead

【絵画解説】

旧約聖書：「士師記」には、ヤエル、ギデオン、エフタ、サムソン、レビなどの士師が登場する物語が記述されています。 　このうちエフタとサムソンについて紹介させていただきます。 〇エフタ 　エフタは、旧約聖書に登場し、戦争の勝利のため、神に自分の娘を捧げた人物です。 　アンモン人にイスラエルが侵略されようとしていた時、神の民マナセ族のエフタは、アンモン軍と交渉を行いましたが、交渉決裂し、イスラエルとアンモンとの間に戦争が勃発します。 　この時、イスラエル軍のエフタは、戦争を開始するにあたり神に対し、「戦争に勝利した暁には、家に帰り、最初に自分を出迎えた者を、生贄として捧げます」と誓いを立てました。 　その後、イスラエルは戦争に勝利し、エフタが家に帰ると、何と彼の娘が最初に出迎えてしまいました。 　娘は、エフタの話に耳を傾け、嘆き悲しみましたが、神との約束を果たすため自分が生贄になることを受け入れ天へと召されました。 〇サムソン 　サムソンは、旧約聖書に出てくる剛力無双の武人で、ペリシテ人からイスラエルの民を解放した勇者です。 　イスラエルに生まれ成長したサムソンは、当時イスラエルを支配していたペリシテ人の娘セマダルを好きになりますが、彼女にはペリシテ高官の婚約者がいました。 ・　ライオンとの戦い 　ある日、セマダルの妹のデリラの手引きで、太守の狩りに同行すると、彼の前にライオンが現れました。 　そのとき不意に彼の髪に聖霊が降りてきて力がみなぎり、目の前のライオンを素手で倒し引き裂いたそうです。 　この褒美に太守よりセマダルとの結婚を許可されます。 ・　セマダルとの結婚式 　結婚式で参列者のペリシテ人と服を賭けて謎かけをしますが、セマダルの裏切りで負けてしまい、結婚式も無くなります。 　そしてセマダルはペリシテ高官と結婚してしまい、これに怒ったサムソンは乱闘騒ぎを起こしセマダルの父親を殺してしまいます。 ・　盗賊生活 　殺人の指名手配をされたサムソンは、ペリシテ人を襲う盗賊となり一度捕らえられますが、その怪力で逃げ出します。 ・　デリラ 　父親を殺されたデリラはサムソンを恨んでいましたが、その美しさでサムソンに近づきたぶらかしてサムソンの強さの秘密が髪の毛であることを聞き出します。 　そして彼に酒を飲ませ眠っている間に、デリラは彼の髪の毛を剃りペリシテ兵を呼び入れ捕縛させます。 ・　奴隷 　捕まった彼は、両目を潰され粉引き奴隷にされてしまいますが、神に祈り力を取り戻し多くのペリシテ人を道連れに死んでしまいます。

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