インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
このサイトでは西洋絵画史を簡単にご紹介させていただいております。
番 号:130-aj-056
画家名:ギュスターヴ・ドレ
作品名:「ロバと王女」 Donkeyskinイラスト集   
画 像:(画像をクリックすると画像が拡大します)
       
130-aj-056-001
130-aj-056-002
130-aj-056-003
130-aj-056-004
---------------------------------------------------------------------------   
       
130-aj-056-005
130-aj-056-006
【絵画解説】 
 「ロバと王女」は、ペロー童話に登場します。

 豪華な城に美しい王妃、それに金の糞をするロバを持った王がおり、その王妃は病気となり、亡くなろうとする寸前、再婚するなら自分と同等の美人にしておくれとの遺言を残しました。

 王は、世継ぎを得るため再婚相手を探しましたが、元妻の美貌ほどの女性が見つからず、ふと自分の娘が自分の嫁にふさわしいということに気づきました。

 娘は、近親婚を避けるため、守護妖精に相談すると、絶対無理な、太陽のように輝くドレス、月色のドレス、空色のドレスの3着を王に用意させるようアドバイスした。

 しかし、父親である王は、どうしても結婚したく、それらのドレスを用意したほか、王国の富の源泉であるロバを殺し、その皮まで娘に与えた。

 次に妖精は、トランクを娘に与えると持ち物をそれに詰め、ロバの皮を被って他国の王の農場に逃げ込むよう言いました。

 娘はロバの皮を被った醜い姿で、農場の台所で働いていましたが、城で舞踏会があるときは父親からもらった3つのドレスを着て参上していました。

 そんな彼女を見て、城の王子は恋に落ち、恋の病で寝込んでしまいました。そんな王子に娘はケーキを焼いてあげますが、そのケーキに指輪を落として届けてしまいます。

 王子は指輪の主を捜し、最後に醜い姿のロバの皮を被った娘につけさせるとぴったり合い、娘は正体を明かし、幸せな結婚をします。

 一方で、父親の王も、美しい再婚相手を見つけ幸せに暮らしたそうです。

  
   
 
Copyright (C) 2005 Investassist all rights Reserved
inserted by FC2 system