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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:130-ae-022 |
画家名:フランチェスコ・アイエツ |
作品名:ヴィーナスに扮するバレリーナ・カルロッタ・シャベール
Ballerina Carlotta Chabert as Venus, 1830 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
ヴィーナスに扮するバレリーナ・カルロッタ・シャベール
Ballerina Carlotta Chabert as Venus, 1830
サイズ: 183 cm × 137 cm トレント・ロヴェート現代美術館蔵
作 者:フランチェスコ・アイエツ
この絵は、フランチェスコ・アイエツによって描かれた「ヴィーナスに扮するバレリーナ・カルロッタ・シャベール」という作品です。
ヴィーナスは、ギリシャ神話に登場するオリンポス12神のひとりで、侍女としてアグライア(典雅・優美)、エウプロシュネ(歓喜・祝祭)、タレイア(開花・繁栄・花盛り)三美神がいます。
彼女には、ウルカヌス(鍛冶の神)という夫がありますが、マルス(アレス)と不倫し恋のキューピッドで有名なクピドをもうけます。
○ ヴィーナスの誕生
大地の女神ガイアが、自分の産んだ一つ目のキュクロプス族と、百の手と五十の頭のカトンケイル族を天空の神ウラノスが冥界に閉じ込めたことに対し怒りました。
復讐のためガイアは、息子のクロノスを寝室に待機させ、ウラノスがベッドに来た時、アダマスという鎌でウラノスの男根を刈り取らせました。クロノスが、男根を大海原に投げ込むと、そこから白い泡をたてて愛と美の女神ヴィーナスが誕生しました。
○ トロイの王子との恋
ゼウスは、ヴィーナスがウルカヌス(鍛冶の神)という夫がいながら、神やら人間やらの恋に干渉していたので、懲らしめようと、トロイの王子アンキセスとヴィーナスが恋に落ちるように仕掛けました。
ある日、ヴィーナスは、山で暮らすアンキセスを見て一目惚れし、身支度を整え女神であることを隠し、アンキセスの家を訪ねました。
そして、アンキセスの妻となるようヘルメスに連れて来られたと嘘を言いましたが、彼はその美しさに魅かれ一夜を過ごしてしまいました。
翌朝、ヴィーナスは、素性を明かし妊娠したことを伝え、こうして生まれたのが、トロイの武将アイネイアスです。
アイネイアスは、トロイ戦争で敗北するとイタリアへ逃れローマ建国の祖となった言われます。
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