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番 号:130-ae-011
画家名:フランチェスコ・アイエツ
作品名:サムソンとライオン Samson and the Lion 1842
画 像:
【絵画解説】 
サムソンとライオン Samson and the Lion 1842 
サイズ: --- cm × --- cm  ------蔵
作 者:フランチェスコ・アイエツ

 この絵は、フランチェスコ・アイエツによって描かれた「サムソンとライオン」という作品です。

 サムソンは、旧約聖書に出てくる剛力無双の武人で、ペリシテ人からイスラエルの民を解放した勇者です。

 イスラエルに生まれ成長したサムソンは、当時イスラエルを支配していたペリシテ人の娘セマダルを好きになりますが、彼女にはペリシテ高官の婚約者がいました。

・ ライオンとの戦い
 ある日、セマダルの妹のデリラの手引きで、太守の狩りに同行すると、彼の前にライオンが現れました。
 そのとき不意に彼の髪に聖霊が降りてきて力がみなぎり、目の前のライオンを素手で倒し引き裂いたそうです。
 この褒美に太守よりセマダルとの結婚を許可されます。

・ セマダルとの結婚式
 結婚式で参列者のペリシテ人と服を賭けて謎かけをしますが、セマダルの裏切りで負けてしまい、結婚式も無くなります。
 そしてセマダルはペリシテ高官と結婚してしまい、これに怒ったサムソンは乱闘騒ぎを起こしセマダルの父親を殺してしまいます。

・ 盗賊生活
 殺人の指名手配をされたサムソンは、ペリシテ人を襲う盗賊となり一度捕らえられますが、その怪力で逃げ出します。

・ デリラ
 父親を殺されたデリラはサムソンを恨んでいましたが、その美しさでサムソンに近づきたぶらかしてサムソンの強さの秘密が髪の毛であることを聞き出します。
 そして彼に酒を飲ませ眠っている間に、デリラは彼の髪の毛を剃りペリシテ兵を呼び入れ捕縛させます。

・ 奴隷
 捕まった彼は、両目を潰され粉引き奴隷にされてしまいますが、神に祈り力を取り戻し多くのペリシテ人を道連れに死んでしまいます。

  
   
 
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