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番 号:130-ab-015
画家名:ジョン・マーティン
作品名:マクベス Macbeth
画 像:
【絵画解説】 
マクベス Macbeth
サイズ: 50 cm × 71 cm  スコットランドナショナルギャラリー蔵
作 者:ジョン・マーティン

 マクベスは、シェイクスピアの四大悲劇の1つで、勇猛だが小心者の将軍マクベスが、主君を殺し、王位に就くが、その重責に耐え切れず錯乱し、暴政を行ったため復讐される、実在したスコットランド王の物語で、次のようなエピソードがあります。

1 ノルウェー軍との戦いに勝利し、スコットランド陣営に、帰還する途中、3人の魔女に王になる方と声をかけられる。

2 マクベスは、夫人と共に王を暗殺し、口封じのため多くの部下を殺し、王暗殺の濡れ衣を王子達に着せて、自ら王になる。

3 逃げた王子達に、刺客を放ち、一人を暗殺するが、その王子の亡霊に苛まれる。

4 不安になったマクベスは、魔女から「女の股から産まれない者がマクベスを倒す、木が進軍してくる」との助言を受けますが、あり得ないことと安心する。

5 その内に、笑う亡霊が出現するようになり、マクベス夫人は夢遊病に罹り、マクベス自身も異常をきたし、暴政を行うようになる。

6 これに嫌気をさした部下マクダフが、イングランドに亡命したため、怒ったマクベスはその部下の家族を惨殺する。

7 逃げていた王子の一人が、イングランド軍とともにマクベス討伐をはじめ、木に化けた討伐軍がマクベスの城に近づき、遂には、帝王切開で産まれたかつての部下マクダフにマクベスは殺される。

 この絵には、ノルウェー軍との戦いに勝利し、スコットランド陣営に、帰還する途中、3人の魔女に王になる方と声をかけられている場面が描かれているようです。

  
   
 
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