インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
このサイトでは西洋絵画史を簡単にご紹介させていただいております。
番 号:130-ab-005
画家名:ジョン・マーティン
作品名:ソドムとゴモラの破壊/ The Destruction of Sodom and Gomorrah, 1852
画 像:
【絵画解説】 
ソドムとゴモラの破壊 The Destruction of Sodom and Gomorrah, 1852
サイズ:136.3 × 212.3 cm レインアートギャラリー
作 者:ジョン・マーティン

 ソドムとゴモラは、旧約聖書の創世記に出てくるユダヤの町で、これらの町への神の天罰による破壊の物語です。
これらの町の人々は、淫らな行為に耽り(同性愛含む?)、肉欲を追い求めていたため、神は火の雨を降らせ焼き尽くすとアブラハムに伝えました。但し、町に10人の正しい者がいれば滅ぼさないとも言いましたが、町には甥のロト以外にいませんでした。
 神は、ロトに「町を滅ぼすので家族とともに逃げなさい。決して後ろを振り返らずに」と告げましたが、彼の妻は振り返ってしまい、塩の柱となりました。
 その後、ロトと娘たちは洞窟に住みますが、ここで父親であるロトが酔って寝ている間に、二人の娘たちは父親と交わってしまい(近親相姦?)、それぞれ子供をもうけました。
 この絵には、神の忠告に従い町を離れるロトと娘たち、遠くに塩の柱と化した妻が小さく描かれています。奥の方には、火の雨が降り注ぐ町の様子が見て取れます。

 
   
 
Copyright (C) 2005 Investassist all rights Reserved
inserted by FC2 system