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番 号:130-aa-031
画家名:フェルディナン・ヴィクトール・ドラクロワ
作品名:十字軍のコンスタンチノープル入城/
The Crusaders' entry into Constantinople, 12th April 1204, 1840
画 像:
【絵画解説】 
十字軍のコンスタンチノープル入城
The Crusaders' entry into Constantinople, 12th April 1204, 1840
サイズ: 81 cm × 99 cm  ルーヴル美術館蔵
作 者:フェルディナン・ヴィクトール・ドラクロワ

 十字軍とは、東地中海の地域で、中世に、イスラム支配の聖地エルサレムの奪還とキリスト教徒の巡礼者保護を目的としカトリック教会側から行われた一連の宗教戦争です。
 これらの行動は、後に、ペイガニズム(アブラハム信仰以外の宗教)やローマカトリックと対峙する団体にも向けられ、キリスト教の軍隊として位置づけられるようになり、カトリックの領土拡大に貢献したようです。
 この十字軍の遠征により、地中海での人々の交流や貿易も盛んになり、キリスト教により封印されてきたギリシャ・ローマの古代文化が明らかになり、後のルネサンスが花開く土壌を構成しました。

 この絵には、当時、キリスト正教(オーソドックス)を信じていた東ローマ帝国の中心地コンスタンチノープルに、ローマ・カトリックの軍隊十字軍が入城してきた様子を描いています。この後、東ローマ帝国は十字軍の影響により、急速に衰退し帝国崩壊させられました。
  
   
 
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