|
【インターネット美術館・世界の名画】
このサイトでは西洋絵画史を簡単にご紹介させていただいております。 |
|
番 号:120-ab-002 |
画家名:ジャン・レオン・ジェローム |
作品名: アレオパゴスの前のフリュネ Phryne before the Areopagus, 1861 |
画 像: |
|
【絵画解説】 |
アレオパゴスの前のフリュネ Phryne before the Areopagus, 1861
サイズ: 80 cm × 128 cm ハンブルク美術館蔵
作 者:ジャン・レオン・ジェローム
ヘタイラのフリュネは、BC4世紀頃のギリシャの女性で、ギリシャの女神にモデルとされるなど、その美しさには定評がありました。
特に、豊穣神デメテルとその娘ペルセポネを崇拝するエレウシスの秘儀やポセイドンの祭儀において、彼女が、髪を降ろし裸になり海に入る様はヴィーナスを彷彿とさせていたそうです。
彼女は、アレオパゴス(元老院、人民裁判所)に、神への冒涜?の罪で訴えられ、彼女の恋人のひとりヒュペリデスの弁護により無罪を勝ち取った裁判で有名です。
この裁判の中で、彼女への弁護が怪しくなってきたヒュペリデスは、アレオパゴスの陪審員達の前のフリュネの服を剥ぎ取りました。
するとその裸のフリュネを見た陪審員達は、その女神のような神秘的な裸体に息をのみ、彼女を無罪にしたとのことでした。
|
|
|
Copyright (C) 2005 Investassist all rights Reserved |