インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
このサイトでは西洋絵画史を簡単にご紹介させていただいております。
番 号:110-za-003
画家名:ジャン・レストゥー
作品名:スキピオの寛容 The Magnanimity of Scipio
画 像:
【絵画解説】 
スキピオの寛容 The Magnanimity of Scipio 
サイズ: --- cm × --- cm  ベルリン国立博物館蔵
作 者:ジャン・レストゥー

 この絵は、ジャン・レストゥーによって描かれた「スキピオの寛容」という作品です。

 スキピオ・アフリカヌスは、ローマとカルタゴが戦った第二次ポエニ戦争の時のローマの将軍で、この時のカルタゴには象でのアルプス越えで有名なハンニバル将軍がいます。

この絵には、次のようなエピソードが描かれているようです。

○スキピオの自制 The Continence of Scipio
 スキピオの自制は、彼がスペインのカルタヘナを包囲していた時のエピソードです。

 スキピオが、カルタヘナのルキウス王子の婚約者の姫を人質にとったため、ルキウスが多くの身代金を持って人質を解放するよう交渉にやってきました。

 スキピオは、その交渉を拒否し、彼の女癖の悪さや傲慢さなどを聞いていましたが、俺たちは友達になるから、身代金などいらないと彼の婚約者を解放しました。

 ルキウスは、身代金ではなくプレゼントだから受け取れと言ったので、スキピオは受け取りましたが、すぐに結婚祝金だと言って、ルキウス戻してしまったとのことです。

 その後、このルキウスが、ローマ軍で活躍したのは言うまでもありません。

  
   
 
Copyright (C) 2005 Investassist all rights Reserved
inserted by FC2 system