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番 号:110-ao-008
画家名:ギャビン・ハミルトン
作品名:スコットランド女王メアリーの退位 The Abdication of Mary, Queen of Scots
画 像:
【絵画解説】 
スコットランド女王メアリーの退位 The Abdication of Mary, Queen of Scots
サイズ: 175 cm × 160 cm  ハンタリアン美術館(グラスゴー大学)蔵
作 者:ギャビン・ハミルトン

 この絵は、ギャビン・ハミルトンによって描かれた「スコットランド女王メアリーの退位」という作品です。

 スコットランド女王メアリー(1542 –1567)は、スコットランド王ジェームス5世の子供たちの中の唯一の生き残りで、父親の死で6歳の時に王位につきました。

 幼少期は、摂政が国を治め、自分はフランスに逃れていて育ち、皇太子フランソワ2世と結婚します。

 フランソワ2世は、フランス王になるも1年で急死し、未亡人となったメアリーはスコットランドに戻り、従弟のヘンリー・ステュアート (ダーンリー卿)と再婚します。

 その夫も、城に仕掛けられた爆弾で暗殺され、メアリーは犯人と思われていたジェームズ・ヘップバーン (ボスウェル伯)と再婚します。

 しかし、この二人に反感を持った人たちにロッホリーヴン城に幽閉され、スコットランド女王としての地位を退き、1歳の息子を王位に就かせました。

 彼女は、イングランドのエリザベス1世のもとに逃げ延びましたが、エリザベス1世に自分こそイングランド王の王位継承権者であると主張しました。

 このためエリザベス1世暗殺未遂事件が起き、首謀者と思われたメアリーは、処刑されてしまいました。

  
   
 
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