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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:110-ao-005 |
画家名:ギャビン・ハミルトン |
作品名:ルクレツィアの死 The Death of Lucretia |
画 像: |
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【絵画解説】 |
ルクレツィアの死 The Death of Lucretia
サイズ: 213 cm × 264 cm エールセンター(英国芸術)蔵
作 者:ギャビン・ハミルトン
この絵は、ギャビン・ハミルトンによって描かれた「ルクレツィアの死」という作品です。
ルクレツィアは、貞節を守るルキウスの妻で、ローマをローマ帝国からローマ共和国へ移行させる契機となった女性です。
ローマ帝国軍が、アルデアに遠征中、帝国の王子セクストゥスとルキウスは、どちらの妻が貞淑かを言い争い、遠征軍を抜け出して、ローマに戻った。
すると大部分の兵士の妻が宴会に興じる中、ルクレツィアだけは、貞淑に夫の留守を守っていました。
セクストゥスとルキウスは遠征軍に戻りましたが、王子セクストゥスは、ルキウスの妻ルクレツィアが羨ましくてたまりませんでした。
その後、セクストゥスひとりローマに戻ると、抵抗するルクレツィアを剣で脅し、姦計をめぐらし強姦してしまいました。
彼女は、すぐさま遠征中の夫を呼び戻し、父親も呼び、ことの始終を告げ、復讐を誓わせると、自らは剣で自害しました。
ルキウスは、この王家の横暴を民衆に呼び掛け、遂には王家を追い出し、自らと友人の二人で執政官となり共和制が敷かれたとのことです。
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