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番 号:110-ao-002
画家名:ギャビン・ハミルトン
作品名:パトロクスの死を嘆くアキレス Achilles Lamenting the Death of Patroclus 1760- 63
画 像:
【絵画解説】 
パトロクスの死を嘆くアキレス Achilles Lamenting the Death of Patroclus 1760- 63
サイズ: 227 cm × 391 cm  スコットランド国立美術館蔵
作 者:ギャビン・ハミルトン

 この絵は、ギャビン・ハミルトンによって描かれた「パトロクスの死を嘆くアキレス」という作品です。

 アキレウスは、生まれてすぐ不死身の体となるため母親のテティスによりステュクス川(三途の川のようなもの)に浸されましたが、踵は掴まれていたため水に浸からず弱点となりました。

 幼少時代は、ケンタウルスに預けられ育てられていました。トロイ戦争で亡くなるとの神託により、参戦を避けるためスキュロス島に送られ女性の姿をしていましたが、男とばれてトロイ戦争に送ら大活躍をします。

 しかしギリシャ軍総大将アガメムノンと何度かいざこざを起こし、最終的に、戦利品で妻となったブリセイスをアガメムノンの無理な要求で奪われ、怒ったアキレスはトロイとの戦いをやめてしまいます。(ブリセイスが余りに美女で聡明であっため奪い合いを行った?)

 このためギリシャ軍の戦況は、一挙に悪くなってしまいます。

 この状況を打開するためアガメムノンは、愛妾ブリセイスを返還し和解しようとアキレウスに使者をおくりましたが、彼は申し出を断りました。

 しばらくして、かつての部下で親友であり彼の鎧を貸したパトロクロスが、イリオス軍総大将ヘクトールに討たれ、彼の鎧を奪われたことを契機に戦線に復帰します。


  
   
 
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