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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:110-am-006 |
画家名:ジャン・フランソワ・ド・トロイ |
作品名:ディアナと妖精の水浴 Diana and Her Nymphs Bathing 1722-24 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
ディアナと妖精の水浴 Diana and Her Nymphs Bathing 1722-24
サイズ: 74 cm × 92 cm J.ポール・ゲティ美術館蔵
作 者:ジャン・フランソワ・ド・トロイ
この絵は、ジャン・フランソワ・ド・トロイによって描かれた「ディアナと妖精の水浴」という作品です。
ディアナが水浴し、御付きの妖精たちが、その体を拭いてあげている様子が表現されているようです。
左側では、妖精のひとりが、川の妖精の目を隠し、ディアナの体が見られないようにしています。
ディアナ(ルナ)は、ギリシャ神話ではアルテミスと言われ、ゼウスとレトの娘で、狩猟・貞潔の女神です。
また、双子の兄が太陽神アポロンであることから月の女神でもあります。
彼女は、狩猟の神であることから、美術の世界では、猟犬とともに、よく弓矢を持った姿で描かれています。
彼女は、処女性を象徴するとともに、妊婦の守護神でもありますが、反面、次のような恐ろしい面も併せ持っているようです。
・アポロンとともに、ニオベの子供たちを虐殺する。
・彼女の裸の姿を見たアクタイオンを、鹿に変身させ狩って殺してしまう。
・彼女の従者カリストが処女でなくなったことを知って、クマに変え殺してしまう。
・サソリに驚いて海に逃げた恋人のオリオンを、アポロンとの弓矢勝負で誤って殺してしまう。
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