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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:110-ak-002 |
画家名:アンリ・レーマン |
作品名:アレキサンドリアの聖カタリナ Santa Caterina d' Alessandria, 1839 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
アレキサンドリアの聖カタリナ Santa Caterina d' Alessandria, 1839
サイズ: 152 cm × 262 cm ファーブル美術館蔵
作 者:アンリ・レーマン
「アレキサンドリアの聖カタリナ」の物語は、黄金伝説の中のひとつで次のような殉教者のエピソードです。 聖カタリナは、たいへん聡明で美しかったのですが、自分の結婚相手は、「処女を母に持つ高貴な血筋で、自身に対する悪行も許す心優しい人でなければならない」として独身を通しました。 ローマ皇帝マクセンティウスは、彼女にキリスト教への信仰をやめるよう働きかけていましたがうまくいきませんでした。 そこで彼は、代わりに50人の哲学者を送り説得しよう試みましたが、逆に聖カタリナに論破され彼らをキリスト教へ改宗させられました。これに怒ったマクセンティウスは、これらの哲学者を処刑させてしまいました。 彼女は、牢に投獄され何日も食事を与えられませんでしたが、衰弱することもなく見張りの者たちまでキリスト教に改宗させてしまったそうです。 次に、皇帝は彼女を4つのスパイク付車輪に縛りつけて拷問しようとしましたが、この車輪は雷によって破壊されました。 女は結局、死刑になってしまいますが、彼女の遺体は天使によってシナイ山に運ばれたとのことです。
また、彼女はイエスが生きた時代と別の時代の人ですが、自分の結婚相手の条件を満たしている幼子のイエスと幻想の中で結婚も果たしたそうです。
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