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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:110-ae-007 |
画家名:ピエール=ナルシス・ゲラン |
作品名:マルカス・セクストゥスの帰還 The Return of Marcus Sextus 1799 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
マルクス・セクストゥスの帰還 The Return of Marcus Sextus 1799
サイズ: 217 cm × 243 cm ルーヴル美術館蔵
作 者:ピエール=ナルシス・ゲラン
この絵には、共和政ローマの独裁官ルキウス・コルネリウス・スッラのプロスクリプティオ(反対派の弾劾・殺害)公布へのリストに載せられ逃亡していたマルクス・セクストゥスが家に帰ると、そこに殺害されベットに横たわる妻と涙ぐむ娘がいて茫然自失状態となっている様子が描かれています。
このプロスクリプティオ公布へのリスト入りは事実上の死刑宣告で、その効果は家族にもおよび晒し首にされ遺体は川に投げ込まれたうえ財産は没収されたとのことです。
この独裁官スッラによって、ローマ帝国内で大量虐殺が行われ、彼の権力基盤が確立していったようです。
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