インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:110-aa-030
画家名:ジャック=ルイ・ダヴィッド
作品名:十字架のキリスト Christ on the Cross
画 像:
【絵画解説】 
十字架のキリスト Christ on the Cross
サイズ: 276 cm × 188 cm  聖ヴィンセント教会蔵
作 者:ジャック=ルイ・ダヴィッド

 キリストの磔刑(たっけい)は、イスカリオテのユダの裏切りを受け、ユダヤ教の指導者たちから、イエスがユダヤ教と相容れない教義を広め、人々を扇動しようとしていた反逆者であると、ローマ帝国へ告訴され、十字架に磔にされるという聖書のエピソードです。
 ユダヤ総督ピラトの判決により、イエスは柱に括り付けられ背中を鞭打ちされ服を引き裂かれました。そして胆汁を混ぜたワインを勧められ、荊冠(イバラでつくった冠)を被せられ、十字架を背負い、これをゴルゴタの丘に運びました。
 十字架のイエスに対し、ローマ兵がナザレのイエス、ユダヤの王と声をかけ、亡くなるまで6時間ほどかかり、その間に超常現象が幾つか起きたとのことです。
 最後にイエスの死を確かめるために、ロンギヌスの槍を脇腹に突き刺したそうです。
 デュスマスとゲスタスと呼ばれる泥棒二人も一緒に磔刑にされ、彼ら2人は、この世で本当に悪いことをしてしまったようですが、イエスの言葉により、一緒に天国へ行けたようです。
 キリスト教では、メシアであるイエスが全人類を救うために、人々の罪を背負い身代わりとなって磔になったとされています。

  
   
 
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