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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:110-aa-021 |
画家名:ジャック=ルイ・ダヴィッド |
作品名:サッフォーとファオン Sappho and Phaon, 1809 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
サッフォーとファオン Sappho and Phaon, 1809
サイズ: 225 cm × 262 cm エルミタージュ美術館蔵
作 者:ジャック=ルイ・ダヴィッド
サッフォーは、レスボス島の裕福な家系の出身の古代ギリシャの女性詩人で、シチリア島へ追放されます。 彼女の詩は、抒情詩で、特に愛についての詩が有名ですが、現在ほとんどのものが失われ、部分的にしか残っていませんが、とても賞賛され、良く知られ、色々な作家に影響を与え、古代ギリシャの9詩聖に数えられています。 また、彼女は、創作された詩から、同性愛の象徴的人物で、特に女性同士のレズビアンと見る向きがありますが、異論もあります。
○サッフォーとファオン Sappho and Phaon
ファオンは、年寄りの醜いボート漕ぎでしたが、ある時、美の女神アフロディーテがやって来たので、無料でボートに乗せてあげました。 女神は、そのお礼にファオンに軟膏をくれたので塗ってみると、彼は人々が振り返るほどの美男子に変身しました。 サッフォーも彼を見て恋に落ち、二人はベッドに横たわりましたが愛の交わりを拒否されたため、彼女は怒り崖から飛び降り自殺してしまいました。
ファオンも彼を寝取られたという男(同性愛者?)に殺されてしまいます。
この絵には、竪琴を恋の仲介者クピドに渡し、詩が書かれた巻物を落し気を失ったようなサッフォーが椅子に座っており、その後ろに美青年ファオンが弓と槍を持って立っている様子が描かれているようです。窓には、アフロディーテの使者鳩もいます。
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