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番 号:100-ax-012
画家名:アリ・シェフェール
作品名:キリストへの誘惑/ The Temptation of Christ 1854
画 像:
【絵画解説】 
キリストへの誘惑 The Temptation of Christ 1854
サイズ: --- cm × --- cm  ウォーカー・アート・ギャラリー蔵
作 者:アリ・シェフェール

 キリストへの誘惑は、イエスがヨルダン川で洗礼者ヨハネより洗礼を受けて、荒野を40日間彷徨った時に、悪魔(サタン)から受けた誘惑です。
 悪魔は、断食中のイエスに、「石をパンに変えてみなさい」と言い、イエスは「人はパンのみに生きるにあらず」と答えたそうです。
 イエスが、悪魔に高所に連れていかれ世界の国々を見せられ、「私に膝づくなら、これらの繁栄する国々すべてを、あなたにあげる」と言われ、イエスは「主を崇敬し、主に使えるのみ」と断ったそうです。
 悪魔は、「主は、あなたを守るので、エルサレム宮殿の屋上から飛び降りなさい」と命じましたが、イエスは、「主を、試してはならない」とたしなめたそうです。
 そして、悪魔はどこかへ行き、イエスはガリラヤに帰りました。

 この絵では、丘の上にイエスを連れてきて、見渡す限りの繁栄する国々を指し示し、これらをあなたのものにすると悪魔(サタン)が誘惑しますが、イエスは天を指し示し、「主を崇敬し、主に使えるのみ」と言っている場面を描いていると思われます。

  
   
 
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