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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:100-au-006 |
画家名:ジェローム・マルタン・ラングロワ |
作品名:アキレスの足にひざまつくプリアモス/ Priam at the Feet of Achilles. 1809 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
アキレスの足にひざまつくプリアモス Priam at the Feet of Achilles. 1809
サイズ: 113 cm × 146 cm パリ国立高等美術学校蔵
作 者:ジェローム・マルタン・ラングロワ
プリアモスは、トロイ戦争を戦ったトロイ最後の王で、ゼウスより誰が一番美しい女神かの審判を委ねられたパリスの父親です。 彼は、トロイ戦争で、息子たちが、ギリシャ勢に次々と殺され、王国の崩壊が、眼前で繰り広げられていく様子を見せつけられていました。 彼の長男でイリオス軍総大将ヘクトルが、アキレスの親友パトロクロスを討ったため、仲間割れしていたアキレスがギリシャ軍に戻り、ヘクトルと一騎打ちをしました。その結果、ヘクトルは殺され、遺体を戦車で引きずり回されました。 悲しんだプリアモスは、夜間にアキレスの陣営を訪ね、ヘクトルの遺骸の返還を請い、息子の亡骸を取り戻しました。
その後、トロイ陥落の際、プリアモスは、アキレスの息子ネオプトレモスに殺されました。
この絵では、アキレスに、息子ヘクトルの遺骸を返してくれるようひざまづいて、嘆願するトロイ王プリアモスの姿が描かれています。
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