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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:100-ac-061 |
画家名:アドルフ・ウィリアム・ブーグロー |
作品名:キリストの鞭打ち The Flagellation of Our Lord Jesus Christ 1880 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
キリストの鞭打ち The Flagellation of Our Lord Jesus Christ 1880
サイズ: 390 cm × 210 cm サン・ルイ大聖堂蔵
作 者:アドルフ・ウィリアム・ブーグロー
キリストの磔刑(たっけい)は、イスカリオテのユダの裏切りを受け、ユダヤ教の指導者たちから、イエスがユダヤ教と相容れない教義を広め、人々を扇動しようとしていた反逆者であると、ローマ帝国へ告訴され、十字架に磔にされるという聖書のエピソードです。 ユダヤ総督ピラトの判決により、イエスは柱に括り付けられ背中を鞭打ちされ服を引き裂かれました。そして胆汁を混ぜたワインを勧められ、荊冠(イバラでつくった冠)を被せられ、十字架を背負い、これをゴルゴタの丘に運びました。 十字架のイエスに対し、ローマ兵がナザレのイエス、ユダヤの王と声をかけ、亡くなるまで6時間ほどかかり、その間に超常現象が幾つか起きたとのことです。 最後にイエスの死を確かめるために、ロンギヌスの槍を脇腹に突き刺したそうです。 デュスマスとゲスタスと呼ばれる泥棒二人も一緒に磔刑にされ、彼ら2人は、この世で本当に悪いことをしてしまったようですが、イエスの言葉により、一緒に天国へ行けたようです。
キリスト教では、メシアであるイエスが全人類を救うために、人々の罪を背負い身代わりとなって磔になったとされています。
この絵には、柱に括りつけられたイエスが、二人の男にスクルージと呼ばれる鞭で叩かれている様子が描かれています。
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