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番 号:100-ac-052
画家名:アドルフ・ウィリアム・ブーグロー
作品名:ケンタウルスとラピテス族の闘い Le combat des Centaures et des Lapithes
画 像:
【絵画解説】 
ケンタウルスとラピテス族の闘い Le combat des Centaures et des Lapithes
サイズ: 124 cm × 173 cm  ヴァージニア美術館蔵
作 者:アドルフ・ウィリアム・ブーグロー

 ラピテス族は、太陽神アポロンの子孫と言われテッサリアに住んでいました。
 彼らは、勇ましい戦士でしたが、とても親切で気前が良くケンタウルス達とも仲良く暮らしていました。
 ある時、ラピテス族のピリトオスとヒッポダメイアの結婚式が行われ、半人半馬のケンタウルス達も招待されました。そして饗宴が始まり、慣れないワインを飲んだケンタウルスのエウリュティオンが花嫁を強姦しようとしたことをきっかけに、他のケンタウルス達も暴れ出しラピテス族とケンタウルス達の闘いが勃発しました。
 饗宴に招待されていたアテナイ王テセウスもラピテス族の援護をし、エウリュティオンの耳と鼻を切り落とし、負けたケンタウルス達はテッサリアを追放されましたが、ラピテス族の王カイエネスは戦死しました。

 この絵には、花嫁ヒッポダメイアをピリトオスから強奪しようとしているケンタウルスのエウリュティオンが描かれているようです。

  
   
 
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