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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:100-ac-035 |
画家名:アドルフ・ウィリアム・ブーグロー |
作品名:オレステスの後悔 The Remorse of Orestes 1862 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
オレステスの後悔 The Remorse of Orestes 1862
サイズ: 227 cm × 278 cm クライスラーコレクション蔵
作 者:アドルフ・ウィリアム・ブーグロー
オレステスは、トロイ戦争でのギリシャ軍総大将アガメムノンの息子にしてミケナイ王子です。 アガメムノンが長期にわたってトロイ戦争に出兵している間、彼の妻クリュタイムネストラは、従弟アイギストスと情事を重ね、夫が戦争に勝利し帰って来るも邪魔となり彼を殺害してしまいます。
クリュタイムネストラとアイギストスから、オレステスも命を狙われますが、姉エレクトラの助けで脱出し、生き延び成長したオレステスは、父の敵アイギストスと実母クリュタイムネストラを殺害します。 しかし、実母殺しの罪により復讐の女神たちの呪いを受け、オレステスは狂人となってしまいますが、姉エレクトラの願いを聞いた神々の裁判により無罪となり正気に戻ります。
その後オレステスは、トロイ戦争の発端となった美女ヘレネ、かつての自分の恋人ヘルミオネを奪ったネオプトレモスなどに復讐を果たし、ミケナイ王となります。
この絵には、3人の復讐の女神によって苛まれるオレステスが描かれています。
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