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番 号:100-ac-001
画家名:アドルフ・ウィリアム・ブーグロー
作品名:ヴィーナスの誕生 The Birth of Venus 1879 
画 像:
【絵画解説】 
ヴィーナスの誕生 The Birth of Venus 1879 
サイズ: 300 cm × 218 cm  オルセー美術館蔵
作 者:アドルフ・ウィリアム・ブーグロー

 ヴィーナスは、ギリシャ神話に登場するオリンポス12神のひとりで、侍女としてアグライア(典雅・優美)、エウプロシュネ(歓喜・祝祭)、タレイア(開花・繁栄・花盛り)三美神がいます。
 彼女には、ウルカヌス(鍛冶の神)という夫がありますが、マルス(アレス)と不倫し恋のキューピッドで有名なクピドをもうけます。

○ ヴィーナスの誕生
 大地の女神ガイアが、自分の産んだ一つ目のキュクロプス族と、百の手と五十の頭のカトンケイル族を天空の神ウラノスが冥界に閉じ込めたことに対し怒りました。
 復讐のためガイアは、息子のクロノスを寝室に待機させ、ウラノスがベッドに来た時、アダマスという鎌でウラノスの男根を刈り取らせました。クロノスが、男根を大海原に投げ込むと、そこから白い泡をたてて愛と美の女神ヴィーナスが誕生しました。

 この絵には、成熟した裸のヴィーナスがイルカに曳かれたホタテ貝に乗り、プシュケとクピド、15のプット(幼子の天使)を引き連れ、キプロスのパフォスの海岸に到着し、何人かの妖精やケンタウルス、トリトンがそれを法螺貝を吹いて歓迎している様子が描かれているようです。

  
   
 
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