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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:100-ab-008 |
画家名:ポール・ドラロッシュ |
作品名:エドワード王の子供達/ The Children of Edward, 1831 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
エドワード王の子供達 The Children of Edward, 1831
サイズ: 181 cm × 215 cm ルーヴル美術館蔵
作 者:ポール・ドラロッシュ
エドワード王の子供達とは、エドワード4世の2人の子供で、叔父のリチャード3世との権力争いの結果、ロンドン塔に幽閉され殺されてしまうという薔薇戦争の様子を描いたシェイクスピアの「リチャード三世の悲劇」の中でのエピソードのひとつです。
2人は、エドワード5世とその弟リチャード・オブ・シュルーズベリーで、当初、リチャード3世は、兄王を支援し、兄王の息子エドワード5世が王の時は、摂政として助けていました。 しかしリチャード3世は、権力を手にし始めると自らが王位に就く為、兄王エドワード4世とその妻ウッドヴィルの婚姻を英国議会で無効とさせ、議会に自分を王とするよう推挙させ王位に就きました。 その後、リチャード3世治下の英国は、部下の絶え間ない反乱の噂などで政情不安定化し、リチャード3世の息子も亡くなり、彼自身ボズワースの戦いで戦死しました。 ちなみに、薔薇戦争とは、英国王の座を争ったヨーク家とランカスター家の紋章がそれぞれ白薔薇と赤薔薇であった為、その名がつきました。
最終的に、薔薇戦争は、ランカスター家のヘンリー7世が、ヨーク家を倒し、ヨーク家の王女と結婚し、テューダー朝を起こしました。
この絵には、ロンドン塔に幽閉され、四柱のベッドに腰掛て不安そうな顔のエドワード5世とその弟ヨーク公リチャード・オブ・シュルーズベリーの姿を描いています。
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