|
【インターネット美術館・世界の名画】
このサイトでは西洋絵画史を簡単にご紹介させていただいております。 |
|
番 号:090-ah-002 |
画家名:ジョン・コリア |
作品名:ヴェーヌスベルク宮殿(ヴィーナス宮殿)のタンホイザー/
Tannhäuser in the Venusberg 1901 |
画 像: |
|
【絵画解説】 |
ヴェーヌスベルク宮殿(ヴィーナス宮殿)のタンホイザー Tannhäuser in the Venusberg 1901
サイズ: --- cm × --- cm アトキンソンアートギャラリー蔵サウスポート
作 者:ジョン・コリア
タンホイザーは、中世のドイツを舞台に、騎士タンホイザーとチューリンゲン領主の姪エリーザベトの悲恋を描いたワグナー作曲のオペラです。 騎士タンホイザーとエリーザベトは、相思相愛の中でしたが、タンホイザーが官能の愛欲を求め、愛の女神ヴェーヌスのヴェーヌスベルク宮殿に赴き肉欲に溺れます。 その宮殿で快楽の日々を過ごしますが、彼は故郷を懐かしくなり、引き留められるも現実世界に戻ってきます。 エリーザベトと再会した日、城で歌合戦が行われ、そこで自由恋愛の歌を歌った彼は、観衆から非難され、領主から追放処分を受け、ローマ教皇の赦しを得るまで帰国できない身となりました。 彼がローマへの巡礼の旅に出てから、幾星霜、戻ってきたタンホイザーは、教皇から「お前の肉欲の罪は重く、救済されることはない」と言われたことの顛末を吐露します。 そこに再びヴェーヌスの宮殿が現れ、彼を肉欲の世界に連れ去ろうとしますが、タンホイザーの特赦の為に自害したエリーザベトの葬列が通りかかり、彼を正気に戻します。
そして、彼は、エリーザベトの亡骸に寄り添い息を引き取ります。
この絵は、ヴェーヌスベルク宮殿で、タンホイザー がヴィーナスを奉っている姿を描いていると思われます。
|
|
|
Copyright (C) 2005 Investassist all rights Reserved |