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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:090-ag-010 |
画家名:ハーバード・ジェームス・ドレイパー |
作品名:聖ドロテアの日に For Saint Dorothea’s Day, 1899 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
聖ドロテアの日に For Saint Dorothea’s Day, 1899
サイズ: 79 cm × 119 cm ------蔵
作 者:ハーバード・ジェームス・ドレイパー
聖ドロテアは、ローマ殉教者伝(Roman Martyrology)に登場し、4世紀頃ローマ皇帝ディオクレティアヌスの迫害により殉教した聖人です。 実在した人物とは思われていませんが、カッパドキアのカエサリアに住み、キリスト教徒であったため拷問を受け死刑を宣告されました。 死刑執行所に向かう途中、ローマの検察官テオフィロスから嘲笑されながら「キリストの花嫁、花婿の庭からとれた果物をくれないか」と言われたそうです。 そして死刑執行前に6歳の坊やが現れ、彼女に果物とバラの花の王冠を着けてくれたそうです。 これを見たテオフィロスは、自分もキリスト教徒と告白し、自ら死刑台に向かったとのことです。
彼女は、花輪や花かご、果物と一緒に表現され、園芸の守護聖人と見做されています。キリスト教歴で2月6日が彼女の日だそうです。
この絵は、2月6日の聖ドロテアの日を祝うためテーブルを花で飾る尼僧の姿が描かれているようです。
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