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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:090-ag-002 |
画家名:ハーバード・ジェームス・ドレイパー |
作品名:イカロスへの哀悼/ The Lament for Icarus, 1898 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
イカロスへの哀悼 The Lament for Icarus, 1898
サイズ: 182.9 cm × 155.6 cm テートギャラリー蔵
作 者:ハーバード・ジェームス・ドレイパー
イカロスは、ラビリンス(迷宮)を作った大工職人ダイダロスの息子です。ある時二人は、鳥の羽と蝋で作ったクレタ島を脱出しようと試みます。 父親のダイダロスは、イカロスに傲慢さへの戒めを込めて、「蝋が湿気で崩れるから海面に近付いてはいけない。また、蝋が熱で溶けるので太陽に近付いてはいけない」と言いました。 しかしイカロスは、父の忠告を無視し、太陽に近づき、羽根の蝋が溶けてしまい海に落下してしまいました。
この物語とよく似たものに「パエトーン」というエピソードがあります。
この絵は、海の中の岩に落ちて亡くなったイカロスを囲むように嘆き悲しんでいる妖精たちを描いているようです。羽根は、極楽鳥の羽をもとにしたと言われています。
1900年のパリ万国博覧会で、この絵は金賞を受賞しました。
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