インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:090-af-005
画家名:エドモンド・ブレア・レイトン
作品名:トリスタンとイゾルデ Tristan and Isolde
画 像:
【絵画解説】 
トリスタンとイゾルデ Tristan and Isolde
サイズ: 128 cm × 147 cm  個人所蔵
作 者:フレデリック・ロード・レイトン

 トリスタンとイゾルデは、ケルトの伝承で、ヨーロッパの各国でいくつかのバージョンでまとめられていますが、大枠は変わりません。

 コーンウォール王マルクは、ツバメが運んできたブロンドの髪の毛を持つ女性と結婚すると言いました。
 その髪の毛の女性はアイルランド王女イゾルデのものであったため、王の甥トリスタンはそのブロンドの毛と彼女をその気にさせる秘密の媚薬を持ってアイルランドへ旅立ちます。
 当時、アイルランドは凶暴なドラゴンに悩まされていたため、王はドラゴンを退治した者に娘を与えると布告を出していました。
 ドラゴンを首尾よく退治したトリスタンは、王女イゾルデをコーンウォール王の嫁とする了解を得て故郷に向け出発しますが、 旅の途中、誤って媚薬の匂いを嗅いだ2人はただならぬ関係になってしまいます。(媚薬は関係なくお互いに魅かれたためというものもあります)
 二人がコーンウォールに到着すると、王マルクは二人の関係に気づき、罰としてトリスタンを火あぶりイゾルデを塔に幽閉することにしました。
 トリスタンは、うまく火刑を免れイゾルデを救出し森に逃げ込みます。
 やがて二人が王マルクに発見されると、トリスタンはイゾルデを王に返します。(アイルランドとコーンウォールの和戦協定のため?)
 トリスタン自らは、フランスに退きブルターニュ王の娘白き手のイゾルデと結婚します。
 この物語は、ロマンティックな話として西洋文学に多大な影響を与えたと言われます。

  
   
 
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