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番 号:090-ae-001
画家名:エドワード・ジョン・ポインター 
作品名:エジプトのイスラエル人 Israel in Egypt 1867
画 像:
【絵画解説】 
エジプトのイスラエル人 Israel in Egypt 1867
サイズ: 137 cm × 317 cm  ギルドホール美術館蔵
作 者:エドワード・ジョン・ポインター 

 この絵は、旧約聖書に登場するエピソードを描いています。
 BC1700年頃に、ファラオに気に入られイスラエルからエジプトに移り住んだヤコブとその兄弟たちの子孫は繁栄し、その人口は元々住んでいたエジプト人を凌駕するほどになりました。
 エジプト移住後400年程経つとファラオもその数に危機感を抱き、迫害を始めるようになりました。
 この絵には、ファラオの神殿造りやピラミッドなどの建設に駆り出されたイスラエル人が描かれているようです。

 この後、この迫害を逃れるためモーセが遣わされます。
 彼にまつわるエピソードに次のようなものがあります。
・ ファラオの新生児殺害命令を逃れ、川に流され、王族に拾われ生き延びる。
・ エジプト人殺害の罪で、逃亡中、主より。イスラエルの民を約束の土地へ導く命を受ける。
・ ファラオに、「十の災い」により、イスラエルの民のエジプト脱出を認めさせる。
・ エジプト脱出の夜の「過越祭」を起こさせる。
・ エジプト脱出後、荒野を彷徨ったイスラエルの民の前で、岩を杖で打ち、その岩から水を湧き出させた。
・ イスラエルの民を、紅海を横断させる際に、海を二つに分ける。
・ シナイ山で、主より「十戒」を授かる。

  
   
 
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