インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:090-ab-029
画家名:アルマ・タデマ・サー・ローレンス
作品名:ゲルマニクスの遺灰を持つアグリッピナ Agrippina With The Ashes Of Germanicus
画 像:
【絵画解説】 
ゲルマニクスの遺灰を持つアグリッピナ Agrippina With The Ashes Of Germanicus
サイズ: 26 cm × 37 cm  フレッド・シェリーコレクション蔵
作 者:アルマ・タデマ・サー・ローレンス

 ゲルマニクスは、古代ローマの将軍で、ゲルマニア地方の平定で活躍しました。
 初代皇帝アウグストゥスは、自分の後継者とすべくゲルマニクスとゲルマニクスの叔父ティベリウスを養子にしたため後継者争いが勃発しました。
 ゲルマニクスが、元老院の命により、ゲルマニア平定に赴いている最中、叔父ティベリウスが皇帝に就くとの情報が流れたため、ゲルマニクスを皇帝に推す側で反乱騒ぎが起こりましたが、ゲルマニクスが説得し事態を沈静化させます。
 平定を続行したゲルマニクスは、ゲルマン民族の指導者アルミニウスを敗走させ追撃しましたが、戦闘や嵐などで打撃を受けたローマ軍とゲルマニア側で一進一退の攻防を繰り広げます。
 その後、ローマに凱旋するも再び小アジアに派遣され勝利しますが、そこで叔父であり養父の皇帝ティベリウスに毒殺され、死に際には、妻のアグリッピナに耐えろと言い、友人には復讐をお願いしたとのことです。

  
   
 
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