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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:090-ab-017 |
画家名:アルマ・タデマ・サー・ローレンス |
作品名:アントニーとクレオパトラ Antony and Cleopatra, 1883 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
アントニウスとクレオパトラ Antony and Cleopatra, 1883
サイズ: 65 cm × 92 cm 個人所蔵
作 者:アルマ・タデマ・サー・ローレンス
一般に美女の誉れ高いクレオパトラとは、ギリシャ・マケドニア族の出身のクレオパトラ7世のことで、アレキサンダー大王の死後エジプトを支配したプトレマイオス朝の最後の生き残りと言えます。 彼女は、ギリシャ人でありながら、ギリシャ語でなくエジプト語を話し、自らをエジプトの女神イシスの生まれ変わりと称しました。
父と姉が権力争いで死亡したため、自分と弟でエジプトの共同統治を行いますが、弟との権力争いが起きてしまいます。しかし、これをローマのカエサルを後ろ盾として乗り切り、権力の座に引き続き就きます。
その後、ローマ帝国内で、アントニウスとオクタウィアヌスが内紛を起こし、彼女が支持したアントニウスが敗北したため、クレオパトラも捕らえられますが自殺してしまいます。
彼女は、エジプトの生き残りにはローマとの同盟しかないと考えていたようで、権力争いや対外交渉では彼女の美しさをフル活用して乗り切りましたが、彼女の死後、エジプトは独立を失いローマ帝国の一地方となってしまいました。
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