インターネット美術館・世界の名画

【インターネット美術館・世界の名画】
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番　号：080-aq-014

画家名：フランソワ・ルモワーヌ

作品名：ラトーナとリュキアの農民　latona and the peasants of lycia

画　像：

【絵画解説】

ラトーナとリュキアの農民　latona and the peasants of lycia
サイズ： 77 cm × 97 cm 　ポートランド美術館（オレゴン州）蔵
作　者：フランソワ・ルモワーヌ

　レト（ラトーナ）は、ギリシャ神話に登場し、その美しさを隠して生活していたが、ゼウスに見つかりウズラ鳥に変身した彼と交わり妊娠してしまいました。
　これを知り怒ったゼウスの妻ヘラは、彼女に陸地での出産を制限しました。このためレトは自分が出産できる場所を捜し、コス島（海に浮かび陸地でない？）を見つけ、そこでアポロンとアルテミスのの双子を産みました。

○リュキアの農民
　ある時、レトがリュキアを訪れ、池の水を飲もうとしますが、農民たちに止められ、無理に飲もうとすると池の水に入られ泥水にさせられてしまいました。
　これに怒ったレトは、この農民たちがずっとこの池から離れられませんようにと神に祈ったそうです。
　すると農民たちはカエルに変身し、この泥沼でずっと生活するようになったとのことです。

　この絵には、アポロンとアルテミスのの双子を抱え、水を飲むのを邪魔されているラトーナの姿が描かれているようです。