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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:080-aq-013 |
画家名:フランソワ・ルモワーヌ |
作品名:ヘラクレスとカークス Hercules and Cacus |
画 像: |
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【絵画解説】 |
ヘラクレスとカークス Hercules and Cacus
サイズ: --- cm × --- cm ルーヴル美術館蔵
作 者:フランソワ・ルモワーヌ
ヘラクレスは、ゼウスがアルクメネに産ませた子で、正妻女神ヘラの母乳を飲ませられ不死身の体になりました。ヘラは、ゼウスの愛人の子ヘラクレスを嫌い、何かにつけ妨害をしたようです。 彼は、様々な武術をその道の達人から学び、立派な武人として戦争でも活躍し、クレオン王の娘メガラとの間に子をもうけますが、ヘラに狂気を吹き込まれ妻子共々殺してしまいます。 この罪を償うため、神託に従いミケナイ王の部下となり、次の10の偉業を行います。 ・ ネメアの獅子退治 ・ レルネのヒュドラ退治(無効) ・ ケリュネイアの鹿捕獲 ・ エリュマントス山の大猪捕獲 ・ アウゲイアスの牛小屋掃除(無効) ・ ステュムパリデスの怪鳥退治 ・ クレタの牡牛捕獲 ・ ディオメデスの人喰い馬捕獲 ・ アマゾン女王の腰帯 ・ ゲリュオンの牛捕獲 ・ ヘスペリデスの黄金林檎 ・ 地獄の番犬ケルベロス捕獲
2番目の妻デイアネイラは、浮気しているヘラクレスを自分の方に向かせようと媚薬を使いますが、これが毒であったためヘラクレスは死んでしまいます。
○カークス Cacus ヘラクレスが行った10の偉業のうちのひとつのゲリュオンの牛を捕獲して帰還する途中、牛を野原で休ませ、ヘラクレス自身も寝てしまった時に、近くの洞窟に住む火を噴く巨人カークスが来て牛8頭を引きずって連れっていってしまいました。 ヘラクレスが目を覚ますと牛の数が足りなく、引きずっていかれた跡があり、それを追跡していくと洞窟の中から牛の鳴き声が聞こえてきました。
洞窟から火や煙が出てくるので、ヘラクレスが石や木を投げ入れ、中に飛び込み巨人カークスを退治しました。
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