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番 号:080-ap-007
画家名:アントニオ・バレストラ
作品名:テレマコスとカリプソの出会い The Meeting of Telemachus and Calypso, c 1700
画 像:
【絵画解説】 
テレマコスとカリプソの出会い The Meeting of Telemachus and Calypso, c 1700
サイズ: 142 cm × 178 cm  ミルウォーキー美術館蔵
作 者:アントニオ・バレストラ

 トロイ戦争勝利後、オデュッセウス行方不明になっていたため、妻のペネロペに多くの求婚者が現れ、王国は乗っ取りの危機にありました。
 そこで、オデュッセウスとペネロペの息子テレマコスは、父親オデュッセウスを捜索する旅に出ました。
 まず、スパルタ王メネラオスを訪ねると、オデュッセウスは無事だが海神ポセイドンの怒りにより帰国できずにいること、女神アテナより故郷に帰ることができることを聞き出しました。
 この後、テーレマコスは、故郷に帰り老人に変装したオデュッセウスと再会し、ペネロペへの悪辣な求婚者たちを排除する作戦を考えます。
 それは、ペネロペに城に伝わる大弓を射ることが出来たものと結婚すると提案させることでした。その弓は、求婚者たち誰ひとり弾くことが出来ませんでした。
 そこに老人に化けたオデュッセウスが現れ、その弓を取り、求婚者たちを矢で射り撃退し、正体を現し王国の再興を果たします。

 この絵には、上述のストリーにインスパイアされたフランスの作家フランソワ・フェネロンが書いた本のエピソードが描かれています。
 かつてのオデュッセウスの恋人で子供ももうけたカリプソが、息子のテレマコスと出会い、恋心を抱いている様子が表現されています。(クピドが恋を表します)

  
   
 
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